フルサスマウンテンバイク NicolaiG1バラ完

2022-12-05

マウンテンバイク バラ完の費用

アルミニウムマウンテンバイク バラ完手順

バラ完の紹介ウェブサイトは沢山あるので、

コロナウィルスの影響で自転車の需要が爆発的に上がり、世界的な自転車不足。

それに加えて輸送費や、材料の高騰により完成車自体の値段が跳ね上がっております。

なので今回は自分でエンデューロマウンテンバイクニコライG1をバラ完することにしました。

なんと言っても気になるのは掛かった費用です。

工具箱に転がっていたパーツや前のマウンテンバイクに付いていたパーツを流用したり

中古で買ったり、費用は可能な限り抑えていきますが、妥協はしたくないので下の表にまとめました。

数字はユーロ表記

フレームNicolai G1 L リアショック付き3700新品
フォークFOX 36 160mm再利用
ホイールDT Swiss XMC1200再利用
クランクSRAM XO 175MM再利用
カセットSRAM XO 10-50再利用
ディレイラーSRAM XX1 AXS再利用
シフタSRAM XX1 AXS再利用
シートポストRockshox Reverb 175mm225新品 Bike24
リアショックEXT Storia V3フレーム付属
タイヤMinion DHF DHR再利用
ハンドルSyncros Hixon ステム一体再利用
ブレーキSRAM RSC再利用
サドルSqlab Endlesssummer再利用
BBSRAM DUB25新品 Bike24
バラ完費用

表にすると再利用が多く、実際買ったのはフレーム、シートポスト、BBだけですね。

追加で買った工具は、フロントフォークの下ワンを圧入するためのビニールチューブ(1ユーロ)

ここでは私が詰まったところや他であまり掲載されてないところを抜き出します。

まずはメンテナンススタンドにフレームをセットします。

フロントフォークにヘッドを圧入

フロントフォークの下ワンをとりつけます

ホムセンで買ってきたビニールチューブで上からゴムハンマー圧入です。

テーパードサイズなので、チューブのサイズは3.8cm経です。

必ずグリスを塗って斜めにならないように気をつけて確実にゆっくり叩けば単純で簡単な作業です。

ゴムハンマーが大活躍しました

BBを取り付け

BBを取り付けます

企画が色々あって混乱するので、スラムEagleで統一。

BBの幅だけに気をつければいいでしょう。

圧入ではなくネジ式なので、トルクレンチで規定のトルクで締めます。

圧入は友人のロードバイクバラ完の時にやりましたが2度とやりたく無いですね。

ちなみに左側は逆ネジです。

クランクセットを取り付け

クランクセットの取り付け

スラム公式にスペーサーの数が記載してあるので、それを見ながら取り付けます。

マニュアル通りに取り付ければ注意点はなしです。

チェーンリグはSRAM3穴取り付けタイプです。

もちろん3穴チェーンリングには3穴のクランクセットしかつかないので気をつけてください。

https://www.sram.com/globalassets/document-hierarchy/user-manuals/sram-mtb/drivetrain/dub-mtb-and-road-cranksets-and-bottom-brackets-user-manual.pdf

ドロッパーポストの取り付け

油圧シートポスト取り付け

これが一番時間がかかりました。

ケーブルを出口側からピンセットで取り出しやすくするために、ケーブルの先にジップタイとか糸を付けるといいです。

油圧なので、フレーム内でオイル漏れしないように切り口にテープを巻くのもいいです。

ブレーキのブリーディング

油圧ブレーキエア抜き

専用工具を使ってください。

私のやり方は自己流です

ブレーキパッドを外し、ブレーキレバー側を上にしてキャリパー側にブレーキオイル受けを準備。

レバー側からキャリパーからオイル漏れしてくるまでオイルをゆっくり流し込みます。

その後キャリパーのオイル栓を閉じて、ホースをデコピンして空気をレバー側に押し出す。

レバーを何回か握って空気が出てこなければ注射器を外して終了。

注意点は必ずブレーキパッドを外した後のキャリパーにブリーディング用のスペーサーを挟んでおいてください。

これを忘れてブレーキレバーを握ったので、キャリパーが飛び出してきてオイル漏れし、とんでも無いことになりました。

チェーンの長さを決める

チェーンの取り付け&長さ決め

チェーンの長さは正直どのサイトを見てもなんかわかりにくい印象です。

なのでディレイラー、チェーンリング、カセットの一番軽いギア(この場合50T)にチェーンを通します。

その時ディレイラーが地面に直角より少し前に出る程度にしました。

シフターとディレイラーはSRAM AXSの無  線電動なので、ペアリングしてポン付けするだけ。

ケーブル交換や調整なんかがないので、簡単です。

タイヤのチューブレス化はいくらでも調べれば出てくるので省きます。

Nicolai G1完成

自分で四苦八苦しながら組んだマウンテンバイク。

世界に1つだけの自転車なので愛着が湧きますね。

マウンテンバイクをフレームから組むのはハードルが高そうですが、中古品などを漁りながらパーツを集めていけばかなり安く作る事ができます。

趣味で自転車をやってる人は工具箱に色々眠ってる可能性があるのでもっと安くできるかもしれません。

一番悩むのはパーツの互換性で、ここさえクリアできれば難しくないです。

フレームを買って初めてしまうと、自分で作っていくしか無くなるので、自ずとネットで調べたりして知識がついていきます。

これが出来ればメンテナンスも自分で出来るようになるので、自転車が壊れたりメンテが必要になった場合もセルフで対応できるようになり、カスタムも自分で対応。

いちいち自転車屋に行かなくなるので、将来的なコスパは高いのではないでしょうか。