サスペンション機能付きシートポストCane Creek eeSilkインプレ

2023-09-19

Cane creek eesilk carbon
eesilk carbon

テストした製品 Cane creek eesilk carbon

価格      215euro(定価350euro)

簡易スペック  301g 27,2mm Seatpost

Cane Creek eesilk carbon

Cane creek carbonシートポストはエストラマー樹脂をサドル下のクランプに挟んで2cmのトラベルでお尻にかかる衝撃を緩和します。

形状は丸型なので、丸型シートポスト形状を採用している自転車(27.5mm)全てに適合します。

わたしのCervelo Caledoniaも丸型シートポストの27,2mmにももちろん適合しました。

競合にはRedShiftのShockstopがありますが、こっちは545gの重量があり、eesilkが245g軽くなっています。

今回私が購入した27、5ミリのポストは301gで、メーカー公表の325gより軽い軽量となりました。

Cane Creek eesilk ライドインプレッション

cane creek eesilk cervelo caledonia

サスペンション機能付きシートポストはペダリング時にサドルが沈む感覚があることが多いですが、このCaneCreek eesilkはそれを感じません。

こういうとは矛盾に聞こえるかもしれません。

サス付きでそれを感じないと、衝撃を吸収しないんじゃないか?と思うかもしれませんが、そう言うこともなく、石畳やアスファルトの割れ目を越える時はしっかりと衝撃を吸収してるのを感じます。

その動きはとても絶妙で、通常時はシートポストの存在を感じることがなく,大きな段差では確実に衝撃を吸収しています。

3時間の荒れたグラベルのサイクリング後の疲労感が明らかに少なくなっており、また突き上げから来る腰の痛みも軽減されていました。

この小さいエストラマー樹脂が確実に仕事をしてると実感しました。

友人のロードバイクを乗った後に、自分のeesilk付きのロードバイクに乗ると明らかに違いを感じました。

樹脂は体重で柔らかさを調整できて、好みで柔らかくしたり硬くしたり出来ます。

カーボン製の eeSilkには直径 27.2 mm 31.6 mm があり、全長は 387 mm で、機構の下部からサドルのレールの下部までは約 70 mm です。ライダーの体重制限は113kgです。

サドルの取り付けは、後部が5ミリの六角ボルト、前部が調整用ツマミボルトで簡単に行えます。前のボルトの調整には4mmの六角も使えますが、後ろのボルトを緩めると前のつまみは簡単に回せるので、サドルをつけたまま調整可能です

ポストもDi2バッテリー対応です。

Cane creek eesilk carbonの詳細

カーボンまたはアルミニウムのオプションがあります。

調整は別売りのスプリングレート用のエラストマー樹脂

Di2バッテリー対応

トラベル – 20mm

サイズ: 27.2 および 31.6 (他のサイズにはシムを使用できます)

長さ: カーボン – 362mm、アロイ – 387mm

セットバック (オフセット) – カーボンモデル0mm

重量: カーボン 323g (27.2) 333g (31.6)、アロイ 373g (27.2) 378g (31.6)

ライダーの最大体重 – 113kg

Cane Creek eeSilk個人的点数

cane creek eesilk carbonの点数評価 10点満点

パフォーマンス 10    普通に乗っていて存在を感じない ライド後の疲労感が激減

耐久性     9    単純な構造なので壊れにくい、樹脂の劣化がありそう、1年使った     が特に問題なし。

重量      10    競合のredu shift shock stopより250g軽い

快適さ     7     石畳やアスファルトの割れ目の衝撃が明らかに減る、大きな段差は感じる

Cane creek eesilk carbonのいい点

ペダリングで沈まないが、地面からの衝撃を確実に緩和

シンプルな構造

見た目も損なわない

Cane creek eesilk carbonの気に入らない点

サドルの角度調整が少し難しい

まとめ、こういう人におすすめ

背中の痛みに悩んでいたり、もう少し快適性を高めたいライダーにはすごくおすすめです。

快適性を上げるためにタイヤを変えたりしても、正直そこまで変化は感じないのですが、このパーツは確実に変化を感じますし、疲労感も激減します。

自転車パーツでここまで変化を感じる箇所はあまりないので、費用対効果はかなり高いです。