マウンテンバイク フルサスペンションとハードテイルどっちを買えばいい?両方所有歴のある私が比較!

2021-04-26

フルサスペンションとハードテイル

マウンテンバイクを購入するときフルサスかハードテイルで悩む人かなり多いと思います。

ほとんどの人が、初めはハードテイルから。。。とハードテイルを購入していますが、知り合いを見てみると、しばらく乗った後にフルサスに乗り換えている方も見かけますし、ハードテイルに乗っている方もフルサスに気持ちが偏っているようです。

どうせ乗り換えるなら初めからフルサスを買ったほうがいいような気もしますが、走るフィールドや用途によって変わってくるので参考にしてください。

フルサスにも種類があります、サスのトラベルで分類されています

トラベル 100−120 クロスカントリー
トラベル 130−150 オールマウンテン
トラベル 150−180 エンデューロ
トラベル 180以上   ダウンヒル

といった感じです、殆どのハードテイルは100−120なのでハードテイルはクロスカントリーと思ってください。

フルサスペンション

フルサスペンションとハードテイルの大きな違い

フルサスペンションとハードテイルの大きな違いは、ざっくり言うとフルサスが前後にサスペンションが付いている、ハードテイルは前だけについている、です

下り

実際、前後にサスがついていると山道の下りでは安定感とバイクコントロールのイージーさが全く違います、ドロップしたときもリアが衝撃を吸収するので、すぐにバイクを立て直してコースに復活することができます。

ハードテイルだと石や根っこでリアタイヤが跳ねてコントロールしにくいです。

ドロップともなると恐怖です、熟練者じゃなければ、ジャンプやドロップすると転倒するリスクはかなり高まります。

膝と肘で衝撃を吸収してーーとか言う人もいますが、本気でマウンテンバイクに乗ってコースに行きたい人や、山道の下りを楽しみたい人はフルサス一択だと思います。

練習すればハードテイルでもこなせるようになりますが、さっさとフルサス買って楽しんだほうが怪我もしにくいですし、早くからマウンテンバイクの楽しみを享受することができます。

登り

登り

フルサスでの登りは、リアがべったり地面を追従してくれるので、適当な重心でもリアタイヤが滑らず疲れにくいです。

重量のハンデがあると思う方もいるかも知れませんが、多くても1kgほどの差なのでトップレーサでもない限り気にしなくていいです。

ダンシングをするとさすがグニョグニョ動くのでシッティングで登っていきます。

クロスカントリー系のフルサスではあまり重量は感じないので、ハードテイルより疲れにくい印象です。

ハードテイルでの登りは、大きな石がある登りでは、重心を意識しないとリアタイヤが滑ってお話になりません、砂利道程度の登りでは、スイスイ登っていくので何も不自由は感じません。

メンテナンスについて

フルサスはハードテイルに比べてメンテナンスは少し面倒です、ハードテイルで行う通常のメンテナンスに追加でリアサスの空気圧設定、リアメカの掃除です。

空気圧設定は初心者は初めにバイクショップでやってもらい、その後は自分で乗りやすいセッティングを探していけばいいかと思います。

どうしても自分でサスの設定をしなければならない場合は、サスかサスのメーカーのウェブサイトに体重と空気圧が書いてあるのでそのとおりに設定すればオッケーです。

リアメカについてはちょっとレベルが高いので、素直にショップに依頼したほうがいいです。

フルサスペンションとハードテイルのメリットデメリット

フルサスのメリット
・ 前後にサスが付いているのでバイクコントロールが楽
・ ハードテイルじゃ行けそうじゃないところも機材に頼って行ける
・ 石がいっぱいのがれ場の登りもリアがしっかりグリップしてくれる
フルサスのデメリット
・ ハードテイルに比べて少し重い
・ 値段が高くなる
ハードテイルのメリット
・ フルサスに比べて軽い
・ フルサスに比べて安い
・ シンプル
デメリット
・ 山での下りではあまり楽しめない
・ 街乗りでは最強

用途のについて

ハードテイル向き
・ 山に行かない人、街乗りだけの人
・ 山に行っても激しい降りはしないと決めている
・ スリルを味わったり修行したい
フルサス向き
・ 山に行ってガンガン乗りたい
・ 予算に余裕がある
・ ジャンルを問わずに本気でマウンテンバイクを始めようと思っている
・ 周りがフルサス(試乗すると後で欲しくなるから)
ハードテイル

まとめ

私が今マウンテンバイクを持っておらず、今持っている知識と経験でどちらかを買うとしたら間違いなくカーボンのフルサスを選びます。

理由は7つ

1 初めに買っておけば後で買い直す必要がなくなるので結果的にコスパがいい。

2 最近のフルサスは高性能なので登っても良し下っても良し

3 メンテは自分で出来るようになるので、難しそうなリアリンク、ピボットはプロ任せ

4 クロスカントリー系のレースには出ないので、登りはマイペースでもいい

5 初めに良いものを買っておくと大事に乗るので結果長持ち

6 一回フルサスを所有するとハードテイルに戻れない

7 最近はカーボンも価格が落ちてきたので、手を出しやすくなった

参考になりましたでしょうか、ここまで来るのにかなりの投資と失敗、時間を要しましたが、これが行き着いた結果となります。

初心者の方で、予算がなく安いフルサスを探している人は中古で手に入れるのもありだと思います。

マウンテンバイクは飽きてすぐに手放す人も多いので、良い品が良い価格で手に入る可能性も高いので中古はおすすめです。

あと登りは嫌だけど下りは楽しみたいって人はフルサスの電動自転車という手もありますよ